こどもの頃


 家の前の道路で蛇が死んでいた。

 車にひかれたのだろう。悲惨な状態になっていた。


 庭に蛇が住んでいる我が家では、蛇は守り神として大切にしていた。

 なのであまりの光景に絶句!!まさか家の蛇さまじゃ!?

 慌てて蛇さまのいる薮へ確認しに行く。 いた!おられた!よかったー!!

 どうやら別のところの蛇さんだったようだ。



 烏が食べてくれることを待っていたけど、一向にその気配がない。
 自動車は次々に蛇さんの上を走り抜けていく。

 そして数日前に別の場所でも蛇が轢かれた蛇を見た。
 まだ生きていたように見えたけれど、私はそれを見過ごしてしまった。

 今回は家の前の出来事。。。


 放っておけない。


 …こどもの頃、死んでしまった生き物のお墓をつくったのを思い出す。

 小鳥や虫や金魚やめだかを埋めまくった。
 外で遊んでばかりいたから、死んでしまった生き物を見つけることが多かったのだ。
 「○○のお墓」と石や木片に書いて立てたっけ。
 こどもながら命の尊さを感じていたんだなぁ。
 
 大人になってから唯一葬ったのは白くて大きな梟一羽。
 夜中に自動車とぶつかったのか、道路脇に横たわっていたのを友人が抱きかかえてきた。
 5年くらい前の話。
 近くにあった大きな桜の木の下に友人と二人で埋めてあげた。

 そういえば、今年の春金沢の町を歩いていたら、
 壁にぶつかり落下して死んでしまったスズメをたまたま見つけた。
 それをダンナさんが拾い上げ、すぐ近くにあった神社の木の根元に埋めた。
 手を土まみれにして。
 それを見ていた友人は「偉いね〜私には無理」と一言。

 私も今回「無理」と思ったけれど、こどもの頃は出来たんだ。
 
 そんなことを思いながら、庭のどこに埋めようか場所選び。
 ダンナさんは仕事で出かけてしまったから自分がやらねば!

 紫陽花の株の根元に穴を掘って、葉っぱを敷いて蛇さんを葬りました。
 土の中からごろんと石がひとつ出てきたのでそれを墓石代わりに使った。
 どうか安らかに眠ってください。

 蛇さんのご冥福をお祈りします。

 
 
 こどもの頃の私に背中をおされた出来事。
 
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by aboc_det | 2009-10-20 12:01 | 日々

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